では、いよいよ念願の大型二輪免許に挑戦して行きましょう。

これが出来れば、あなたの二輪車に関する制限が一切無くなります。

今からとても特別な事をするんだと思うと、ちょっと力が入りますね。

昔は大型自動二輪免許を取得するなんて、絶対出来ないと思ってました。その頃は運転免許センターで一発勝負をする訳なのですが、20回くらい挑戦しても取得出来るかどうか分からないプラチナカードだったのですよ。

初めての時なんかバイクに跨った途端に検査官の「はいそこまで~」の声、一瞬何が起こったのか良く分からずに検査官の顔を見詰めると「乗車前の前、後方確認が足りませんね」と言われて、はい終了。

そこまで難しい免許だったのですよ。それが今や教習所で取得出来る、とっても便利に成りました。

でも、こう言う方法の方が良いと思うのですよ。一発勝負の技量だけつけても公道に出た時の注意等々分からないままになってしまいますものね。

教習所で受ける実技講習は色々な場面が想定されています。思わぬ経験になったりしますので頑張って授業受けて下さい。

さて、教習所に通う前に準備しておく物が有ります。

普通二輪の時はグローブが無ければ軍手でも良かったのですが軍手は禁止、ちゃんとしたバイク用のグローブが必要です。

靴も足首をベルトで纏めてローファーじゃ無くてバイク用でズボンの裾が纏められるブーツが必要です。

この辺の考え方は教習所によってばらつきが有るのかもしれませんが最高峰に挑戦すると言う事で、準備しておいて損は無いと思います。実技講習用だけでは無くて卒業後も使える物を準備するのが良いでしょう。

教習所では750ccのマシンを使用するところが多いと思います。乗って見ると改めて400ccとの違いを実感じて頂けると思います、車体のパワーとか安定性とか。

ホンダのCB750系で教習する場合は、癖があんまりなくて扱いやすい車体の出来ておりますので御安心下さい。

教習可能なのは16歳で無く18歳からです、高校卒業までにぎりとれる可能性は有りますが、卒業して少し落ち着いてから挑戦する方が余裕が出来てる状態で取得できるかもしれませんね。

そして、大型二輪の実技講習は教習所で申し込んで、次の日から講習が可能です(この辺は普通二輪と同様)学課は一切有りませんのでスムーズに行けば一週間で卒業証書を貰えます。

実技教習の一時限目に言われるかもしれませんが、普通二輪で何年か走った皆様は、ちょっと変な癖や雑誌に載ってたテクニックとかを使ってその状態でなれてしまった関係で、最初に習った正しい運転方法から崩れてしまってる可能性が有ります。

そう言う皆様は、今迄の事は一旦、全部忘れて普通二輪の時に習った様に正しいハンドル操作と体重移動をしましょうって。

だから、間違ってもカーブ曲がる時にバイクにぶら下がっちゃいけませんよ、あれはあれ、これはこれと割り切る事が大切です。

それに八の字旋回で教官から追いかけ回されるとはっきり実感出来ますよ、どんなに本気で走っても、ぴったり後ろをついて来る教官は基本姿勢を崩さない訳ですから、正しい乗り方をした方が実は速いんじゃないかってね。

さて、いよいよ皆様の出番です、準備は宜しいですか?宜しければ早速始めましょう。

次回は大型免許の適性検査について解説致しますのでどうかお楽しみに。